和装を選ぶ理由は人それぞれに違いますので、ウェディングプランナーとして、どのような背景にも耳を傾け、ふたりの想いを反映した和装の提案を行っています。挙式だけでなく、前撮りやロケーション撮影でも和装を取り入れる場合が増えています。特に紅葉や桜の時期には、自然の色と着物の文様が重なり、ふたりの表情も自然に柔らかくなります。衣装選びでは決められたプランに当てはめず、希望に応じて白無垢や色打掛、引き振袖などの中から選び、フリーという立場を活かして帯や小物の合わせ方まで丁寧に打ち合わせを重ねています。

親子での着物撮影を希望する声もあり、年齢や性格に応じて無理のないスケジュールを設定しています。家族写真のような一枚も自然に加えながら、結婚という節目を家族全員で迎える空気を大切にしております。フリーのウェディングプランナーとして、和装に関する知識や現場経験を活かし、着付けスタッフやヘアメイクとの連携も細かく整えています。伝統の格式を尊重しながらも、堅苦しくならず自然体で過ごせる雰囲気づくりを心がけながら、撮影の中で交わす言葉や仕草、空気までもが記憶として残るよう丁寧に寄り添っています。